コーヒーノキ blog

笑顔でいっぱいの世界中のコーヒーノキみたいに 絶対に元気になってやる!

寝る前の一瞬…

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寝る前に窓を見る

 

目を閉じる瞬間は空と決めてるの。

空の風景は一つとして同じものがないでしょ?

それが好き。

濃い群青色の空にもくもく雲。

たまに星が瞬いたりするともう想像以上の驚きで

今日の最後がうれしくて

やはりまた今夜も窓を見てしまうのです。

この頃の夕方…

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お盆の頃はほんとにいつも暑くて。

それでも小さい頃は

夕方になると急に夕立ちになって動けなくなり

妹と公園のすべり台の下で雨宿りしたりして…。

しばらく空を見上げたら

わぁ、虹だ!蝉だ!と大騒ぎ!

そして歌いながら二人で

ママに怒られちゃう、早く早く!

とかけっこだ!

 

もうそんな子供たちも見ないような…。

今は親が車で送って塾かしら?

それとも携帯片手にLINEかな。

 

あの頃が懐かしい。

夕涼みしながら線香花火。

ずいぶん昔のことなのね。

 

夕立ちも今ではゲリラ豪雨

地球よ、つらいだろうな…。

 

 

コーヒーノキ 白い花と赤い実 コーヒーを知る

わたしの名前を

コーヒーノキ

にした理由

 

お仕事はお金をいただくもの

でもどうせやるなら楽しくて

自分のためになる何か…

なかなかそんないい場所はないかもしれないけど

がむしゃらに仕事をしていたら

いつしかコーヒーそのものが好きになった

 

そして今元気に戻ったわたしは

コーヒーのいろんなことを勉強したい

むずかしくない楽しくなるような

一人だけじゃない

いつもみんなとわいわいやっちゃうような

そんなコーヒーノキさんになれるかな?

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コーヒーノキ

そばで一緒にすくすくと育つ

大きなシェードツリーがお友だち

今までなにげなく飲んでいたコーヒーも

豆一粒一粒が奇跡なんだ

コーヒーノキも人も一人ではないのです

 

 

 

 

厳しい暑さ再到来!

起きた時から真夏の青空!

洗濯物あっという間に乾く

 

図書館に行って勉強をしたくても

そこまでの道のりはつらすぎる

今日静かに本でも読もうか…

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大きくて清しい清しい涼しい窓辺から

空を見上げて過ごしたい

とりあえず冷たいジュースでも飲みながらね!

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現在のわたし、コーヒーノキ!

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このブログを始めた理由…

元気になった自分のためのブログ!

でも突然壊れていく自分。

そこから立ち直っていくまでの過程を

誰かに聞いて欲しかったというのも本当の気持ちです。

 

2017年1月に脳出血に倒れ、6ヶ月もの間家に帰ることができなかったのです。

こんなにも長い間病院にいるとは、本人でさえ耐え難いことでした。

そして6月も終わる頃退院。どんどん元気になるのだろうと帰ることを喜びました。

でもつらい出来事はこのあとからが本番だったのです。

脳が機能しなくなったことによる後遺症にまずは悩みました。でも時間が解決してくれると信じてリハビリに没頭しました。

ただつらくなり始めたのは…。精神的なこと。

今まで普通に出来てたことができない悲しみや怒り、そして話せない辛さがなによりもくやしかったのです。

大好きだったコーヒーの仕事にも戻れず、わたしを置き去りにしていく友達たち…。

わたしの心は疲れていました。自分がおかしくなっていくようでした。

そしてこのあと元気に笑いながら年をとる自分を想像することすら、もうできないでいたのです。

 

 

それから1年1ヶ月。

わたしはその頃に比べると見違えるほど元気です。

わたしの脳は次々と奇跡を呼び、二度とできないであろうことが普通に出来る喜びをここで誰かに話したかったのです。

 

わたしの物語は復活する脳の奇跡!

もしも聞いてもらえるなら、それがこれからのリハビリとなるはずです。

 

コーヒーノキが育むすばらしい世界で、わたしもまたすくすくと成長し続けたいと思っています。

 

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木… その3

救急車の中で意識を失い、

自分を失ってからよく眠った。

普通なら暇でしょうがないだろう日常がどんどんどんどん過ぎていく。でもそれはつらくない。ただ毎日が過ぎるだけ。

小さな世界で生きるわたしは、病気になった脳をできるだけ使わないようにきっとしていたのだろうか?

 

 

2月の節分が終わってそろそろ半ばを過ぎた頃ようやく、なぜか自分だけが取り残されていると気づき呆然としていた。

見ている。食べている。笑ったり怒ったりしている。でも何か違う。他の人たちとわたし、何かがずれてる?

「助けてください!わたしは変な人になってるの?誰か、助けて!!!」

でもそれを話せない。

そばに誰かがいてくれても、変になってしまったわたしを元も戻そうねと言ってくれる人は誰もいなかったのだ。

倒れてから記憶が戻らず、でも2月に入って少しずつつらい気持ちが芽生えた時、今度はわたしが言いたいことをどうやって話したらいいのかがわからない…という初めてのショックに襲われていたのだった。

 

ベッドの上の小さい世界は、もうわたしには狭すぎる場所になっていた。わたしの脳は何かを待っている。このままではだめと元気な脳が言っている気がした。

何も考えずつらくもなかった小さな世界から今こそ抜け出すチャンスだとわたしはわかっていたのだ。

 

ベッドから窓を見る。どこからか雪が風になびいて飛んでくる。

同じくらい次々と、わたしの脳は考える。

じゃあどうしたらいい?

そしてもう一人のわたしが問い続けていた…。

 

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木…その2

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脳がストップした時の1ヶ月を覚えていない。

 

意識がなくなっていたわけではなく、家族や医者たちは覚えているのだ。

ただ本人であるわたしは、その1ヶ月後からの記憶がスタート。

そして手も足も、顔も頭もあらゆる右側に関しては動かなくなっていた。

その中でも一番不思議だった事。

それは言葉。

言いたい、話したい、でも名前を言えない、ここはどこなのか、自分は誰なのか、このまま字が書けないのか、今日は何日なのか、冬ってなんなの?朝?空は?雪は?

 

 

 

2017年1月の半ばにわたしは倒れた。

そして病院に運ばれ脳出血を起こしていたことを知る。

と言ってもそれは家族たちで、わたしが目を覚ましたのは何日かたった後。

SCU(脳卒中センター)のベッドから、わたしはを見下ろす家族たちを見た。心配そうに名前を呼ぶ。

この人たちがいつもわたしのそばにいる人たち…。

わたしにはそこまでしかわからず、脳がどんどん壊れていくすべをどうする事も出来なかった。

2月の半ばの記憶は曖昧で、ただ寒い季節を大きな窓から見つめているだけだった。

言葉… 何それ?おかしい自分。頭が悪くなってしまったわたし。看護師さんと言えない、ここがどこかも言えない、トイレも行けない。

ベッドの上だけが自分の小さな世界だった…。

それでもつらいという気持ちでもなく、それはそれでいいんだろうなとただ思っていた。

 

脳がストップしてからちょうど1ヶ月がたった。

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